お騒がせな警報音

数日前の午後のことです。

1階の自室で寛いでいると、

何処からかキィと何かが軋むような音がする。

音はどうも2階から聞こえるようなので2階へ行ってみる。

2階リビングではエアコンが付いて、シーリングファンも回っている。

音の正体はシーリングファンから発せられているように感じた。

そこで、シーリングファンのスイッチを切ってみたが、

キィとかピィの音は止まらない。

暫くすると、大きな声で「電池切れです。電池切れです。」と声がする。

シーリングファンのリモコンが電池切れなの？

リモコンの電池が切れたことくらいで、そんな声がするのかと思ったが、

電池を新しいものに変えてみた。

それでも何か警告音のようなものは一向に止まらない。

そこで取説をだして読んでみたが、警告音については書かれていない。

音はシーリングファンから出ていると思い込み、

メーカーのサービスセンターへ電話で問い合わせるも、

そのような機能があるかどうか分からないので

折り返しお返事致しますとの事だった。

エアコンもシーリングファンの電源も切っても

まだ警告音が鳴り、時おり「電池切れです。電池切れです。」と叫ぶ。

ここで、これは電化製品ではなくて家本体の何処かから発せられていると思った。

家の事ならハウスメーカーだ。

ハウスメーカーのお客様センターに電話して事情を説明すると、

それは火災報知器の電池切れの警告音だと判明した。

天井の火災報知機を見ると、確かに赤いランプが点滅している。

その煩い警告音を止めるには、

火災報知器本体の停止スイッチを押すか、ヒモを引っ張る。

我が家のリビングの天井高は3.5mで、手が届く高さではない。

リビングの上はロフトになっていて、ロフト壁には3本のスリットが入っている。

そのスリットから手を伸ばせば、もしかしたら届くかも。

試してみたら手が何とか届いて警告音を止めることが出来た。

低い天井だったら火災報知器の電池交換も自分で出来るのかもしれないが、

リビングに付いている2つの火災報知器は自分では無理なので、

この際家中に付いている8個の火災報知器の電池交換をハウスメーカーに頼んだ。

すると次の日にお客様センターの担当者が来訪して、

会社で電池を発注すると価格が高くなってしまうので、

お客様が電池をネットで購入して頂ければ、取り付けに来ますと言われた。

親切な担当者だなと思った。

この電池をAmazonで8個購入した